これまでの経営が築いてきた時代を担ぎ、新しい努力を積み重ねる

何かを新しく実行したとしても、それが過去の上に積み重ねていったものでないなら、その先にあるのは、昨日よりも今日が良くなっていると感じることができない手応えの薄さだけです。

経営継承は、昨日よりも今日、今日よりも明日を、より良くしていくための貴重な機会です。

今となっては当たり前のことですが、これまでの経営が築いてきた時代を担ぎ、そこに自分たちの新しい努力を積み重ねるからこそ、全体としてもっと貢献できることが増えていきます。積み重ねがあるからこそ革新に向けたチャレンジも可能になります。

そんなふうに、素直に経営継承をとらえることができず、「自分で成果を出したい」「自分の代で良くなったと思われたい」という多くの人間に内在しているエゴ心が自分にもあったと認めるまでには、かなりの時間を要してしまいました。

経営と社員が一緒になって会社を変えていく

スコラ・コンサルトの創業の理念であり、これからの経営の理念は、「会社が社員を変えるのではなく、経営と社員が一緒になって会社を変えていく、という経営改革のあり方と方法を世の中の当たり前にしていくこと」です。

この理念が意味する最も大事なことは、時代を積み重ねながら、私たちが変わり続けていくということです。

こうありたいと願ってやり続けてきたことが世の中の当たり前になるには何が必要なのか。それを自らに向けて問いながら、主体的に変化していく努力の方向性を文言化したものが理念であり、経営継承の目的なのだと位置づけています。