こんなふるまいや習慣で、
社員をムダに働かせていませんか?
〈部下の仕事を増やす役員の言動〉
あるあるチェックリスト
その結果、部下の仕事は・・・
- 「もしかしたら聞かれるかもしれない」ことを想定して資料をあれこれ準備する。
会議の前には担当者が部長に細かく説明する - いつも上司対策のために入念な資料づくりをする。
- 事前説明、根回しなどに時間をかける。会議に説明要員として駆り出される。代理出席を求められる。
- 情報収集、詳細な資料づくりにエネルギーを使う。資料枚数も増えていく。
- 上司の好みに合わせて資料をつくる。
カラーやグラフなど、本質とあまり関係のない見栄えの良い資料が社内基準となる。 - 指示の意図や目的が不明確なため、それらしき数字(データ)をとりあえず調べ上げる。
目的に対する効果よりも、インプットに対するアウトプットをつじつま合わせで考える。 - ミスが起きると膨大な作業と責任が発生するため、それを認めて、ミスから学ぶ姿勢はなくなる。
ミスを恐れて保守的に、過剰に防衛的になり、うまくいっている報告やそのための資料を作成する。
ミスが起こっても隠す、自部門内での対応で終わらせる。あちこちの部署で同じようなことが起こる。 - 目先の鎮静化をはかるため、実態から乖離した表向きの対策が次々と課せられ、対応する現場の仕事は複雑・煩雑になる。負担感が増すことで規則やルールが守られないため、現場では問題が再発し、また対策が打たれることになる。
- 部下は上の意向の「的当て」に考える時間を割き、意に沿うような資料づくり、対応をしようとする。
- 根回し、説明、調整仕事に時間をかける。妥協点、落とし所を探るために工数をかけても結局、あるべき姿にならない。
決めても魂が入らず、実行されない。