<vol.94>世話人交流会の原点回帰|コラム|スコラ・コンサルト

<vol.94>世話人交流会の原点回帰

2017.05.31

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スコラ・コンサルト <行政経営デザインラボ>
行政経営デザインメールニュース vol.94

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5月19日に「自治体改善マネジメント研究会」代表として元吉由紀子
が「日本自治創造学会研究大会」で約500人を対象として講演をさせ
ていただきました。この学会は、約8割が議員で構成されているそうです。

参加して最も驚いたことは、初日の夕方に、議員の方々の間で日々の
活動をよりよく改善していく取組みを披露し合う「改革発表会」が
行なわれていたことでした。
事例は、どれもが住民に働きかけ、住民と政治の距離を縮め、
住民の参画を高めていくことが意図されていました。

議員が進める住民との協働取組みと、行政職員が進める住民との協働
取組みは、双方がともによりよい地域づくりをめざすものですが、
どこにどんな違いがあるのでしょうか? 
これほどまでに多くの議員の方々とご一緒するのは初めてのこと
でしたので、この新しい出会いをきっかけにして、これら二つの
協働のあり方を今後ぜひ探究してみたいと思いました。


●○コラム
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世話人交流会の原点回帰

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5月13日と14日に「公務員の組織風土改革世話人交流会」を神戸で
開催しました。この会は、これまでにも幾度となく節目を迎えていますが、
その度に会の存在意義を問い直し、運営のし方も変えてきています。
18年目となった今回からは、ある種原点回帰することにしました。

なぜなら、行政組織における改善・改革の取組みが、時代の進展とともに
高度化・多様化してきたことから、対話を通じて学習する場も機能分化する
時期に来ていると思えたからです。

2000年に本会を開始した当初は、職員が、指示・命令を超えてみずから
組織変革の動きを起こすことなどほとんどなかった時代でした。
それだけに、行動を起こすと多くの抵抗勢力に遭遇し、
その壁を乗り越えるには、同じ思いを持つ有志が励まし合い、
くじけないよう勇気づけ合うことに意義がありました。

それが、地方分権一括法のもとで、どの自治体でも改革が当たり前に
行なわれるようになると、庁内で行政経営の仕組みを導入、
管理する企画や行革、人材育成などの管理部門の担当者の参加が増えてきました。
業務として改革をやらせる側に立つ担当者たちは、やらされる側の
職員との間にギャップを生じて悩みや葛藤を抱えるようになりました。
交流会では、そんな課題を分かち合うことに意義を感じるとともに、
担当者として改革をどう進めていけばいいかの対策を話し合うようになってきました。

やがて、改革を先導してきた職員の中には、次第に役職が上がり、
部門長や副市長、副知事になる人が出てきました。彼らには、
首長と職員のつなぎ役として参謀機能を発揮することが期待されます。
参謀のあり方は、それぞれの地域の特性、住民の自治力、議会との関係、
行政経営の熟度、首長の経歴やリーダーシップスタイルなどによって異なるものです。
真に交流するには、思いを語り合うだけでは不十分です。

ある程度固定したメンバーが腹を割って話せる関係をつくりながら、
時勢にあった問題をとらえて、背景情報を知り合うところから経営課題を
読み解いていくところまで、かなり濃密に対話する必要があります。

そこで、関西では2013年から中心となるメンバーが隔月に一度集まり
「参謀交流会」を独立開催するようになりました。回ごとにメインスピーカーを決めて、
じっくりと経営課題や組織運営の状況を知り合い、今何が必要かを考え合って、
ノウハウを学び取っています。

一方、自治体によっては、首長の交代により、今までやってきた改革や改善を
そのまま継続することができず、後退や消滅する事態が起こってきました。
長年改革・改善を実践してきた職員の中には、首長によってなぜ活動が揺れ動くのか、
原因を考えたいという思いが湧いてきました。

それが、2013年に「自治体改善マネジメント研究会」を発足するに至った経緯です。
1年間を通し10日間以上回を重ね、事例研究する会を立ち上げました。同じ問題でも、
視座、視野、視点を変えると見え方が変わってきます。最終レポートを書くときには、
最初に参加したときとは全く異なる行政経営のとらえ方ができるようになっています。
事例研究会は、関東・関西で2期ずつ開催し、研究員は30名を超しています。
今年7月にはこの気づきの輪を広げようとNPO法人として活動をバージョンアップする
運びとなりました。

これらの二つの会が独立して動き出したことにより、世話人交流会は、原点に帰り、
よりシンプルに、「公務員としての仕事をよりよく果たしていくために、一人ひとりが
自分の思いを大切にして、周りに働きかけ、組織の成果、よりよい地域につながる
プロセスを考え、実際の行動につなげていく」目的がより鮮明になりました。

自分自身をふり返り、組織での実践プロセスの知恵を分かち合う場として、
ぜひ引き続きご活用いただければと思います。

行政経営デザイナー/プロセスデザイナー 元吉 由紀子
http://gyousei-design.jp/introduction/profile.php

▼公共組織向けメールニュースコラムのバックナンバーは、
 下記からご覧いただけます。
http://gyousei-design.jp/column/


●○雑誌掲載
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『月刊ガバナンス』5月号 《連載》
「いい役所をつくろう! ~みんなが主役の自治体改善運動」
第14回 改善運動のプロセスを共有する「カイゼン・サミット2017 in フクヤマ」

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自治体改善マネジメント研究会で連載している『月刊ガバナンス』
5月号(ぎょうせい発行)の「いい役所をつくろう!
~みんなが主役の自治体改善運動」第14回は、長野県須坂市の
寺沢隆宏さんが、本研究会で2月に開催したカイゼン・サミットの
模様を紹介しています。

前日に行なわれた全国都市改善改革実践事例発表会に参加したメンバーたちが、
熱い思いを交わしながら、自分たちの取組みをふり返り、
さらにステップアップするにはどうすればいいか、悩みや課題を
語り合っていました。自分たちの自治体を越えたつながりを見出したい方は、
ぜひご一読ください。

▼『月刊ガバナンス』購読申込みはこちら
https://shop.gyosei.jp/index.php/products/detail/9397


●○交流会
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公務員の参謀交流会 in 関西

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首長を支え、サポートする立場の参謀機能の実践と悩みについて、
経営幹部(副市長、区長、部門長、行革担当責任者等)の皆さまと
隔月に1回のペースで開催しています。
次回は、みなさんが発揮されている参謀機能を見える化すべく、
価値の抽出と、今後の情報発信や会の進め方について、
久しぶりにメインスピーカーなしでディスカッションしたいと思っています。

・日時:2017年7月5日(水)18:30~21:00 + 懇親会
・場所:スコラ・コンサルト大阪 梅田ブランチ
http://gyousei-design.jp/contact/

▼参謀交流会に関心のある方、参加ご希望の方は、
 下記フォームからお問合せください。
https://business.form-mailer.jp/fms/f391d39060329


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このメールニュースは、株式会社スコラ・コンサルトにお問合せを
くださった皆さま、および元吉由紀子の著書などにご感想をお寄せ
くださった皆さま、プロセスデザイナーが名刺交換をさせていただ
いた皆さまで、公共組織に関係する皆さまへお届けしています。


2017年5月31日発行
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【発行】株式会社スコラ・コンサルト 行政経営デザインラボ
    http://a04.hm-f.jp/cc.php?t=D10&a=889&c=43747&d=4cd4

    東京都品川区東五反田5-25-19 東京デザインセンター 6F
    TEL:03-5420-6251  
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