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スコラ・コンサルトでは、各階層の上位者のスポンサーシップをどのようにして引き出していくのですか?
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まずは、上司と部下の信頼関係を醸成し、部下の内発的動機が引き出されやすい環境条件(セーフティネット)をつくります。
「スポンサーシップ」の第一の機能は、組織の中で問題に気づいた人が「誰かが必ず協力してくれる」という安心感をもって「解決のために一歩を踏み出すこと」ができる環境(セーフティネット)をつくることです。上位者のスポンサーシップを引き出すために、まず、理解を促すことから始まります。
セーフティネットとは
メンバーが安心して新しいことに取り組める環境をつくる。内発的動機を喚起するための条件づくり。たとえば、変革の意思表明、話す「場」の確保、そのための時間の担保など。変革のステージによって、制度やシステムなどハードの見直しも含まれる。
スコラ・コンサルトのプロセスデザイナーがスポンサーシップをどのように引き出すのか、アプローチ例をご紹介します。
プロセスデザイナーがスポンサーシップを引き出すアプローチ例
●STEP1 内発的動機を引き出す重要性の理解
目的 | 【内発的動機の喚起】 マネジメント層がスポンサーシップを理解する |
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スコラの支援が提供する価値 | (1)変革を推進するためにどうありたいか整理し、伝え、理解を促す (2)そのうえで、マネジメント課題を明確にする (3)具体的な「セーフティネット」づくりのために何を実行するかを明確にする |
利用する手段例 | ・トップの想いを聞くインタビュー ・役員オフサイトミーティング ・マネジメント層のオフサイトミーティング ・各階層の個別ミーティング ・トップの変革の意志と本気の表明 |
●STEP2 マネジメントのアプローチの転換
目的 | 【内発的動機が発揮できる環境づくり】 マネジメントメンバー同士の関係性を築き、職場におけるスポンサーシップ行動を促進する |
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スコラの支援が提供する価値 | (1)マネジメントメンバーが学習できる場を提供し、相互の信頼関係を醸成する (2)マネジメントメンバーの行動など、相互の気づきを促進する (3)スポンサーシップ行動への知恵だしとアドバイス |
利用する手段例 | ・マネジメント層のオフサイトミーティング ・個別ミーティング |
●STEP3 具体的なスポンサーシップ行動
目的 | 【内発的動機が行動に結びつくようなスポンサーシップの発揮】 マネジメント層とメンバーとの信頼と協働関係の構築 |
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スコラの支援が提供する価値 | (1)目的や思い、問題を共有する「場」から、上下の信頼関係を醸成していく (2)組織課題を出していくためのプロセスを支援する (3)課題解決に向けてのチームワークづくりを支援する |
利用する手段例 | ・オフサイトミーティング ・個別ミーティングとフィードバック ・チーム活動 |