1・日本企業の組織風土、制約の理解と組織テクノロジーの実践と積上げ
30年前から、当時日本で誰も手をつけていなかった、“働く人の幸せが企業の業績に結びつくための風土改革”に取り組んできました。培ってきた組織テクノロジーの本質は“つなぐ”こと。
オフサイトミーティングや対話を通して、コミュニケーションの目詰まりを解き、“枠内思考”に揺らぎを与えながら、「事業課題と組織課題」「戦略と実行力」など氷山の上と下を分けずに、全体として捉え、変革の端緒をつかむことを大切にしています。
その経験から、事業内容や組織構造、歴史的経緯から築かれた組織風土や仕事、人、組織のつながりの日本ならではの傾向を押さえ、改革の環境を整えること、目指すものに向かって発想する姿勢、動いて見えたもので変えていく試行錯誤のアプローチを得意としています。
2・意思と行動を支援する伴走力:人の想いを大切にし、伴走する
働く人の想い、感情、葛藤を受容・理解することから始め、答えを一緒につくります。関わる人たちのエネルギー、強み、ユニークな力を引きだすことに注力します。
そして、クライアント組織のメンバーや事務局の方としっかり対話し、仲間として目指す姿に向けた活動を進めながら、現実にある課題や制約を見出し、乗り越えるのに必要なことを提案、伴走していきます。今、まだ実現していない目指すものに近づくプロセスには、多くの乗り越えるポイントが出てきます。これが、伴走が大切な理由です。あるお客様は「サーキットよりも、土埃の上がるパリダカ(パリ・ダカールラリーの略)が好きなのがスコラ」と表現してくださいました。
3・変化を起こすことに自らトライし続けてきた、“実験”的組織
私たちは、上司のいないオールフラット組織として実験し、自分たちが言っていることとやっていることを近づけるためのさまざまな取り組みを通して、変化を起こしています。その実践が、クライアント組織で働く人の信頼をえる源と考えています。
さまざまな話し合いの中で、「衆知を集めて、責任者が決める」。小さく、「まず、やってみる」。「できそうなことより、必要なこと、意味のあること」。「なぜ、そう思うのか、聞く」。世代、経験など多様な「違いを生かす」。
やはり、楽な形で固まってしまいそうになるところを、自分たちで変化を意図してつくりだす、そんなトライで、自社もよくする実践者であり続けます。