1on1とは、上司と部下が1対1で行う面談（対話）のことです。人事評価面談などとは区別され、部下の成長を後押しするために、毎週1回～毎月1回程度の頻度で実施されます。近年、リモートワークの増加によるコミュニケーション機会の減少に伴い、導入する企業が増えています。
1on1によって期待される効果としては、①部下の業務状況・心理状況の理解、②悩みや課題を解決することでの業務効率化、③上司と部下の信頼関係の構築、④エンゲージメント向上と離職防止などが挙げられます。
最後に、1on1を効果的に進めるために上司が意識したいステップをご紹介します。
まずは、部下が話しやすいように、言われたことを否定せずに受け止める姿勢が必要です。次に、相手の発言の背景にある事実や感情を理解するための質問をします。そして、相手の発言を要約しながらお互いの認識をすり合わせていきます。最後に、部下の現状に対して、何を手伝えるかを一緒に考えていきます。
このように、「受け止め」「質問」「要約」「支援」の４つのステップを意識することで、部下のモチベーションを引き出し、成長を後押しする1on1を行うことができます。