久しぶりのリアル合宿開催

コロナ禍も少し落ち着いてきた5月某日、経営メンバー3名とチームリーダー4名の7人で、経営合宿を実施しました。チームリーダーとして参加した炭元が、合宿の模様をお伝えしていきます。

スコラの合宿はもちろんオフサイトミーティング®スタイル、普段の職場から離れた場所で、立場役職も外して、本音で真面目な話し合いをします。

今回の合宿場所は茨城県にあるエトワ笠間でした。都心から1時間半ほどで行けて、眺めも良く、緑に囲まれたオフサイトミーティングにぴったりの施設です。実は、スコラはこちらの施設を運営しているコスモスイニシアさんと連携しており、視察も兼ねて訪問しました。

今回の合宿では、私も含めて4月に入れ替わりがあった新しい経営メンバーとグループリーダーのチームビルディングも兼ねて、中長期的な会社の方向性を考えることが目的です。

この2年間は私たちスコラも、リアルからオンライン化への対応に試行錯誤する日々で、ゆっくりと将来像を考える時間がとれておりませんでしたが、久しぶりにリアルで集まって合宿できるということもあり、楽しみに参加してきました。

実行役不在?改めて気づくチームの特徴

1日目は午後からのスタート。恒例のひとりひとことで、お互いに今の気持ちを話し合いました。私自身は、前日夜まで記事原稿の締め切りに追われており、若干寝不足気味でローテンションでのスタートでした…。

最初のプログラムは、4月にリリースしたトクヨン診断αを活用した経営チームの連携確認。トクヨン診断では、4つの特性(収集、整理、企画、実行)から自分らしさとチームの連携のあり方を知ることができます。今回のチームは、整理と企画タイプが多く、実行タイプが少ないということが明らかに・・・。「いかに実行性を担保するのか」という論点が一つ浮かび上がり、その後の議論でも意識的に検討していきました。

1日目の後半は、会社の現在地を確認。経営情報や外部環境、お客様の状況を見ながらに、7人が現状認識を合わせていきました。

普段から社内メールや会議で情報共有はしていますが、オフサイト形式で時間を気にせず話ができると、ちょっとした疑問や違和感も出しやすくなります。

「注力すべき領域は本当にそこでいいの?」
「人員体制や評価制度はこのままで大丈夫なのか?」
「プロジェクトでの提供価値は十分と言えるのか?」

また、普段は時間がなくて話せないような、「なんのために」「そもそも」という前提を問い直すような話もできます。

「今の目標に照らして、そもそもいまのグループ編成が最適なのか?」
「やる前提で話が進んでるけど、なんのために○○をしてたんですっけ?」

このような話をしていると、半日のプログラムはあっという間に進んでいきます。

夜はBBQを自分たちで調理して、美味しいお肉とお酒とともに、夜が更けるまでオフサイトは続いていきました…。

社長の苦悩やベテランメンバーの突飛な新規ビジネスアイデアまで、昼の部では出なかった話題も出て、夜の部も更なる本音トークで盛り上がりました。重要なキーワードもたくさん出てきて、「みんなで、絶対に寝て忘れないようにしよう!」という合言葉を唱えて、解散しました。

未来に向けたオモイガタリ

2日目は朝のひとりひとことからスタート。夜の部で「絶対忘れないように」と言っていたのに、夜の部をコーディネートしていた記憶が全くなかったTさん。活舌よくノリノリに話していたのに、お酒が抜けるとまるでお地蔵さんのようなMさん。若干の不安を抱えながらのスタートです。

2日目のメインテーマは「現状認識を踏まえて中長期の方向性を考える」。データなどの事実情報を踏まえて、一人一人が事前に考えてきた「自分はスコラをどのような会社にしていきたいか」について発表し、そのために必要なアイデアを出し合いました。通称、オモイガタリです。

一人ひとりの思いを踏まえて、それをどのように実現していくかを会社全体の方針を描きながら、具体化していきました。一度乗ってくると止まらないのがスコラメンバー。普段は聞けないような目標やアイデアが次々と出てきました。

ポイントは、一人一人の微妙な違いを無理にまとめて一つの案に収束させないことです。思いが重なるところを具体的に深め、違うところは個別テーマとして走らせていきます。

メンバー全員がしゃべり続けた2日間の経営合宿は、あっという間に終わりました。

久しぶりに話し合うことができ、メンバーも口々に「リアルは疲れるけど(笑)、やっぱりいいなぁ」という感想を述べていました。この二年間はオンラインでのオフサイトミーティング実施に試行錯誤してきましたが、はやりリアルの価値はまだまだ大きいと感じます。

そして、私自身も将来の方向性を当事者として真剣に考える機会になりましたし、これまで知らなかったか自社の歴史や大切にしてきた価値観を学ぶことができました。

経営メンバーの対話は続く

さて、その後も経営メンバーでのオフサイトミーティングは続いています。

経営合宿はあくまで起点であり、ここからが本番です。私たちは業務の10%は未来の為の時間を取ることを推奨していますが、経営メンバーであればなおさらです。忙しいメンバーですが半日のオフサイトミーティングを月に2回のペースで継続し、合宿で話し合った内容をさらに具体化したり、新たなテーマに取り組んでいます。

ちなみに、話し合っている内容は様々な形となり発信されていく予定です。

これからのスコラの取り組みにご注目下さい!