組織文化の中核となる思考・行動原則

組織文化の中核となるのは、その組織に属する一人ひとりの思考・行動様式です。どのような思考・行動をするかということは、共有されている「思考・行動原則」に基づいています。
一般的に思考・行動原則と呼ばれるものには次のような特徴があります。

カルチャーコード

独特の文化を持つ企業には、日々の仕事の中で思考・判断、行動の基準となる様々な「カルチャーコード」があります。
これらを使って、新たな思考・行動様式を築く技術が「カルチャーコーディング」です。

良いカルチャーコードの条件

単なる “お題目” ではない良いカルチャーコードには、次のような特徴があります。

トップや一部の経営スタッフが求められる思考・行動原則を設定して、コトバだけを職場に落とし込むという施策をとる企業が多くありますが、ほとんどの場合、社員一人ひとりが 「なぜそういう思考・行動が必要か?」という背景を理解したり、「自分ゴト化」するプロセスを軽視して省略してしまうため、結果として日常の行動に影響を与えず、習慣化するまでに至りません。

会社のビジョンや理念にもとづいてそれらを実現するためには「どのような思考・行動が必要なのか」を、経営トップ層から社員にいたる一人ひとりが自分たちの頭で考える下図の一連のプロセスを通じて、自分ゴト化し、ルーティン化していくことが必要です。

カルチャーコーディングのプロセス