『なぜ会社は変われないのか』の実在モデルが登場。改革の中心となった3人のキーマンが「社員の力で会社を変える」冒険的な当時の改革体験を語る、マルティプルボイスのドキュメンタリーです。
バブルの末期、経営危機に直面するいすゞ自動車で繰り広げられた風土改革は、社員発の「社員の力」で会社を再建しようという異色のプロジェクト。
それはスコラ・コンサルトが初めて手がけた本格的な風土改革、今日のスコラ式風土改革の原型となるプロセス型アプローチの試みでもありました。
本書は、4章にわたる語り部の独白を、当初からこの改革を見守ってきた神戸大学・金井壽宏氏が回顧しながら解説。失われた20年、チームの崩壊という現代病にむしばまれて進化の時計が止まったままの日本企業に向けて、3人が伝えたいのは、チームワーク不全を克服するための手がかりと改革当事者の知恵です。