コンサルティング - 風土改革・組織開発・対話ならスコラ・コンサルト

見えづらい組織風土を捉え、
強みを生かし挑戦する組織への
転換コンサルティング

一般的にコンサルティングといわれるものは、その対象とアプローチのしかたによって大きく2つに分けられます。

ひとつは、問題や課題に対して、専門的な知識やノウハウ、あるいはそれらから導き出される解決策を正解としてクライアントに与え、
トップダウンによる強制力で実行に落とし込んでいく「コンテント型」のコンサルティング。

もうひとつは、人の気持ちやモチベーション、人間関係、コミュニケーションのしかたや仕事のしかた、
リーダーシップや意思決定、暗黙のルールなど、目に見えない部分(=プロセス)に働きかけて、
組織の人たちが自分の力で答えを見つけて解決していけるように一緒に考えていく「プロセス型」のコンサルティングです。

スコラ・コンサルトは1980年代の半ば頃から、「組織の風土・体質」という目に見えない領域に着目し、
当時の日本ではまったくなじみのなかった「プロセス型のコンサルティング」に取り組んできました。

この「プロセス型」のやり方を、日本企業の組織や制度、文化や風土といった物理的・心理的な現実を出発点に、
スコラ・コンサルトの大事にしている「組織を進化させる価値観」を設計思想としてつくり込んできたのが「プロセスデザイン」というやり方です。
その意味で「スコラ式風土改革」は日本生まれのプロセス・コンサルテーションといえるでしょう。

3つの「当たり前」と
プロセスデザイナーの基本スタンス

「相手のある」ことだから、きちんとやりとりをする。
人としてきちんと向き合える安心感を大事にする。
プロセスデザイナーのその姿勢が、社員の方々にも共感されています。

人は思いどおりには
動かない

教えない

あらかじめ要した答えを渡すのではなく、事実・実態にもとづいて、お客様と一緒に考え、一緒に答えをつくっていきます。

理屈で割り切れるほど
物事は単純ではない

本質にもとづく

表面的な問題解決に走るのではなく、問題の本質をみて根本からの解決をします。

やらされているうちは
人は自分で考えない

やらせない

無理に結果を出そうとする強制的なアプローチではなく、自分の頭で考えるプロセスを大事にします。

「自ら変わり続ける能力」を育てる組織をめざして

スコラ式コンサルティング5つの特徴

01.「気楽にまじめな話をする場」(=オフサイトミーティング)の展開

「何のためにそれをやるのか」「なぜそれが必要なのか」といった本来の目的を問うこと、事象の奥にある問題の根源に迫ること、そういう深い議論を通 じてお互いを理解し、利害を超えて協力し合える信頼関係を築いていくことは、知恵による総力戦が求められる今日の経営の基礎的条件として欠かせません。

スコラ・コンサルトが提唱してきた「気楽にまじめな話をする場」は、相互の信頼関係を培い、個人の「考える力」を鍛え、知恵を集めて新しいものを生み出していく器であり、また変革のネットワークづくりの起点でもあります。そこでの対話や徹底的な議論を通じて変革活動を発展させていくやり方は、スコラ・コンサルトの変革プロセスデザインの最大の特徴になっています。

02.現場で・事実に即して・一緒に考え動く

経営トップがどんなに号令をかけても、改革の当事者となる社員が心から納得し、本気にならなければ改革は進みません。また、その活動はコンサルタントがあらかじめ答えを用意してリードしていくものではありません。

私たちは「自ら変わろうとする人のエネルギーによって」変革を進めていくという考え方に立ち、人が本来もっている能力や可能性に目を向けて、つねにそれを引き出すことに力を入れています。そして、組織内の改革当事者と同じ目線で“一緒に考えながら”改革のプロセスをデザインしていきます。

03.組織テクノロジーで、人と人・人と目的・人と行動をつなぐ

企業風土改革、組織開発の支援で培ってきた組織テクノロジー。人と人をつなぐ技術、人と目的をつなぐ技術、人と行動をつなぐ技術、環境と条件を整える技術を磨いてきました。

“つなぐ”ことを意図して、お互いに安心して話せる場づくりや、個別の対話、トップやマネジャーからのメッセージ発信、社外のネットワークを活用したインプットなど、対話を通して組織の状況を見て、何が必要か社内の事務局の方と仮説を立て、実行していきます。組織テクノロジーの学習サポートも可能です。

04.風土・体質改革を通じて経営課題の実行・解決を進めていく

多くの企業が重要な経営課題を実行する過程で「方針が浸透しない」「部門間の連携が進まない」といった壁にぶつかり、思うような展開スピードや成果が得られないという経験をしています。上が全社に方針を伝えるとき、あるいは各職場が上からの方針を受けて実行していくときに「どういうプロセスでやるか」の考え方、やり方が依然として変わっていないためです。

スコラ・コンサルトの変革アプローチは、そのような経営課題に取り組む際にぶつかるさまざまな壁を風土・体質改革によって乗り越え、プロセスを進めていくところに大きな特徴があります。風土・体質に働きかけて従来の仕事のやり方、プロセスを変えていくアプローチは、「組織の生産性の悪さ」を解消して課題解決のスピードを上げるための根本的な取り組みといえるでしょう。

05.変革をプロデュースするプロセスデザイナー

プロセスデザイナーは、「気楽にまじめな話をする場」を通じた社員相互の信頼関係の醸成や、議論を通じた問題の顕在化・解決、キーマンの発見・育成などの手助けをし、組織内の改革当事者と相談しながら変革のプロセスをデザインしていきます。さらに変革のネットワークから生み出される情報をキーとなる管理者や経営トップ層に提供する、話し合いの場をつくるなどして、相互の信頼関係を深めて変革が進みやすくなるようなマネジメントの支援を行ないます。

また、経営の重点課題を実行する業務プロセスの変革サポートでは、対話や議論を通じて横断的なネットワークを育て、「改革的に物事を進める」習慣の定着をはかって経営を支援していきます。
このような活動を「やらせる」のではなく、個人の自発性を引き出し、高めることを意図してトータルに変革をプロデュースするのがプロセスデザイナーです。